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廃墟という名の産業遺産
¥2,640
ニッポンの“裏ヘリテージング”ブックがついに登場! 廃墟なのか、産業遺産なのか。 世界遺産か、それとも負の遺産か。 観光資源として保存される産業遺産の陰で、語られることなく失われていく「廃墟という名の産業遺産」。 本書は、サハリンに残る旧日本時代の巨大製紙工場を皮切りに、沖縄本土から約400km離れた孤島の産業廃墟まで、日本全国を網羅した究極の産業遺産ガイドブックです。巨大工場、離島、樺太(サハリン)、旧財閥、水の施設、斜陽産業の町という7つのキーワードから、廃墟となった産業遺産に迫ります。 美しく荒廃する日本各地の廃墟は、放置された産業遺産の真実を映し出しているのです――。 写真集『廃墟漂流』『最終工場』の小林伸一郎によるフォトグラビア、『廃墟の歩き方』の廃墟探索家・栗原亨、『ワンダーJAPAN』編集長・関口勇らの語る「廃墟と産業遺産」も併せて収録。208ページ・オールカラーで、美しい廃墟写真と、超レア物件含む全40スポットをアクセスマップ付きで、徹底紹介しました。 ◆目次◆ □巻頭グラビア「廃墟という名の産業遺産」小林伸一郎 □スペシャルインタビュー「どうして廃墟の産業遺産に惹かれるのだろう。」 小林伸一郎(写真家)/栗原亨(廃墟探索家)/関口勇(「ワンダーJAPAN」編集長) □廃墟という名の産業遺産 全国マップ ■巨大工場跡 ひとつの都市のような巨大工場......01秩父セメント第一工場 セメント界の大革命と呼ばれた石炭窯......02小野田セメント重安鉱業所 巨大廃墟は、明治の最新セメント工場......03浅野セメント門司工場 3基の塔は、電力王が夢見た最後の欠片......04旧矢作製鉄の熱風炉 旧産炭地の産業を牽引した巨大工場......05日本加工製紙高萩工場 ■孤島で朽ちる 日本が生んだ世界に誇る産業遺産......06軍艦島(端島炭鉱) 絶海の孤島で干乾びる燐鉱所の遺構群......07東洋製糖・燐鉱石採掘施設群 西海に眠る九州最後の炭鉱......08池島炭鉱 全てが削り取られた雪白の島......09大築島(おおつくしま) 別子銅山よりも先に、離島へ移された精錬所......10佐島精錬所 ■樺太・サハリン 日本最後の本土決戦の地に残る......11樺太工業真岡工場(王子製紙真岡工場) 寒村に街を形成した、日本初のクラフト専門工場......12日本化学紙料落合工場(王子製紙落合工場) 幻と終った日本時代のセメント工場跡......13樺太セメント工場敷香工場 日本最北の巨大工場跡......14日本人絹パルプ敷香工場(王子製紙敷香工場) サハリン・カラフトコラム ■小さな産業遺産 15王子製紙豊原工場/16三井合名樺太紙料工場(王子製紙大泊工場)/17向山炭鉱/18時山第二発電所/19西尾幡豆クリーンセンター/20NHK桶狭間ラジオ放送所/21熊延鉄道遺構/22未完成のループ橋/23中外鉱業上ノ国鉱山/24釜石鉱山/25新日本製鐵広畑製鐵所/26畑田変電所/27足尾銅山の巨大煙突/28中ノ島 ■水と共に去りぬ 湖と山に飲み込まれた炭鉱遺産......29雨竜炭鉱+昭和炭鉱 川と風の流れを活かした、大正時代の石炭工場......30白石鉱山 水の問題から町を救ったふたつの堰堤......31桂ヶ谷貯水池堰堤+羽根越貯水池堰堤 湖底に沈む、近代化学工業発祥のモニュメント......32曽木発電所遺構 ■旧財閥の鉱山跡 ニッポン最初の公害と克服の地......33足尾銅山 石炭産業の興亡の象徴、その激動の歴史......34三池炭鉱三川坑+有明坑 住友による公害克服の地も、今や立入厳禁の無人島......35別子銅山四阪島+別子銅山の遺構 地上から消失した不都合な産業遺産......36神岡鉱山 ■斜陽産業の街角 再生への道を模索する、落日の炭鉱都市......37夕張市の斜陽する街並み 石の産業が生んだ奇妙なランドスケープ......38石灰石+大谷石採掘地帯 織姫の消えた、繊維産業の街角......39大生紡績+一宮市の街並み 三池炭鉱の旧産炭地で消えた2つのテーマパーク......40ネイブルランド+アジアパーク ◆執筆者一覧◆ 小林伸一郎/栗原亨/関口勇/鹿取茂雄/大久保健志/服部智広/ゴン太/小林哲朗/那部亜弓/前畑洋平/川上智昭/小野俊之/藤本修司/相場康暢 【ISBN】978-4-9903712-2-7 【判型】A5並製(148 × 210mm) 【頁数】208p(オールカラー) 【発行】2008/07 【デザイン】鈴木篤史 【ジャンル】産業遺産、廃墟、世界遺産、ダークツーリズム、炭鉱、鉱山、工場、旅行ガイド、サブカルチャー ※通販限定特典は予定枚数に達したため終了しました。ありがとうございました。
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八画文化会館vol.3 特集:終末観光の切り札 廃墟の秘密
¥1,572
2010年代、廃墟の最前線をゆく! 廃墟は表立った観光地ではないため、常に「秘密」がつきまとう。廃墟は見慣れた町の中に隠された秘密であり内部にもまた、秘密や謎が隠されている。そして、価値ある廃墟は、物件そのものが秘密となりマニアの好奇心をかき立てる。 廃墟に行くつもりじゃなかったのに、知らないうちに廃墟に惹き寄せられてしまう。なぜなら、そこに秘密があるからだ。 今回の特集は、創刊号からのテーマである「終末観光」という視点から、廃墟の秘密に迫った。 「時代や土地から見放され今の時代のニーズからズレたとき不思議な魅力を発する場所」 終末観光とは、そういった場所を旅することであり秘密そのものである廃墟もまた、公には語りづらい終末観光だからだ。 いずれにせよ一番のポイントは、ズレを発見して楽しむ点にある。一般的な観光地にとっても「ズレ=独自性」は、外せない命題だ。 「他では見ることができない」「ここでしか味わえない」そのような場所に、人は集まる。廃墟の場合も同じだ。物件独自の特徴を発見することで、価値が生まれる。その特徴が世間から大きくズレていると判明したとき廃墟も終末観光も等しく私たちを感動させてくれるのである。 本特集では、廃墟になった理由(閉鎖に至った理由など)や所在地情報、探索時の武勇伝、感動的な廃墟ポエムはなくそれどころか、役立つ知識もほぼ皆無であったりする。 日本各地の廃墟から、目に見える特徴や傾向を発見し廃墟をとおして、終末観光との共通点である「ズレ方」についてああでもない、こうでもないと分析とは名ばかりの、おしゃべりをしているのである。 廃墟は、終末化というプロセスを通って出た、ひとつの結果である。しかし終末状態の施設が、すべて廃墟になるとは限らない。大半は解体されるであろう。 本特集で「廃墟という結果」の事例に目を通していただいた後にそのひとつ前の状態である「終末期の希少性」に気づき終末観光スポットにも、興味を持っていただけたら幸いである。 (本文より) ◆特集◆ 廃墟の秘密。 ~終末観光の切り札~ ■廃墟終末処理場 乱れネイチャー編/ヒヤリ・ハット編/企業ノベルティ編/お色気サービス編/ラブホ不思議の壁編/謎のメッセージ編 ■廃墟の秘密。REVIEW 八戸漁連/近未来バイオセンター廃墟/K楽園温泉ホテル/NR閣/和賀川水力発電所跡/K道路沿いの未完円形ホテル/洋館風のT鉄工所/怨念旅館/ボウリング場の皮を被った廃建設会社/愛宕山横穴墓群の産業遺跡/Hスイミングスクール/ホテル大宮/T国際スキー場/かっぱ風呂ホテル/下の茗温泉旅館/産地最大!巨大繊維工場/公営Kウォーターパーク/湖畔のグランドホテル/大塩温泉のホテル廃墟/八丈Oリゾート/八丈島の南国廃ホテル/八丈島国際Kホテル/ブロックアート/野趣溢れる南国ロイヤルホテル/なまこ壁の廃ホテル/高原の廃ゲームランド/あじさいの宿/Pランドプール/蒲郡市の小さな廃観光旅館/地場産業のN工業/S発電所/近未来の遊園地ロープウェイ/森で隔離された廃結核病院/麻耶観光ホテル/水没ペンション村/アクア小与島/Y温泉ストリップ劇場/森に埋まった廃遊園地/石膏像の廃校/建て増しM荘/国民宿舎A山荘/スカイレスト・ニュー室戸/屋島山頂駅/龍宮城/イジメもやまる日本発祥の地/小豆島大孔雀園/Dリゾート小豆島/M荘/R山S院/山口秘宝館/亀崎海上ホテル/志高ロープウェイ/無人島の真珠養殖場/H共和国/ヒートゥ島の水族館レストラン/H発電所/安慶名琉映館/軍艦島 北海道から沖縄まで、ニッポン全国の美しくも謎に満ちた廃墟を全58物件レビュー □編集部対談 終末にこんがらがって、廃墟へ。 □廃墟マニア対談 廃墟の秘密。O氏とS氏の場合 □鬼束7段の記録 □本編アウトテイク写真集 □本編未発表写真集 □EPILOGUE すべての終末観光は自由をめざす ◆注目特集◆ FEATURE ■WAITING FOR THE 終末観光 ワールドオートバイサーカス/足摺海底館/首里劇場/魚津ステーションデパート/回転展望喫茶店手柄ポート/POT HALL(旧・吉田南光園)/マルカンデパート大展望大食堂/八戸ボウリングセンター/津山農協会館 ◆連載◆ REGULAR ■ミステリーパトロール 中遠ソーラー普及所/富士設計/白金消防団詰所/早吸日女神社/馬渕工業/桃太郎神社/かつらの総合メーカー司屋/ホイールの家/かなやま人の村/お食事処 腹いっぱい/アサヒ薬局/岩保木水門 ■ローカル三行はみだし情報 ■COLUMN 徳島の性教育食堂(高木壮太) 別子飴(藤井佳之) TDL跡地(香山哲) BOOKSTORE BACKYARD REVIEWすべての終末本は書店のバックヤードに流れ着く(花本武・松岡千恵) ◆参加メンバー◆ タケピン/鬼束7段/よごれん/くまお/HEBU/芝公園公太郎/啝/JUNK5:55/秋山楓/湯浅順也/ダミアン/ぷゥ/福里さやか/ARROW/高木壮太/香山哲/藤井佳之/花本武/松岡千恵/かもす(週末探検隊)/ほいじんが/知扇/金原みわ/草場啓介/遠藤学/舟橋蔵人/イル・カポネ 【ISBN】978-4-9903712-6-5 【判型】A4変型並製(210×259mm) 【頁数】112p(4c96p/1c16p) 【発行】2013/08 【デザイン】吉川英男(nout) 【ジャンル】廃墟、終末観光、珍スポット、旅行ガイド、サブカルチャー ※通販限定特典は予定枚数に達したため終了しました。ありがとうございました。
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八画文化会館vol.8 特集:商店街ノスタルジア
¥1,980
八画文化会館を立ち上げて10年になりました。気づけば2010年の創刊準備段階からぶらぶら歩いてきた編集部の商店街散歩記録がたまっていたので、今号は商店街特集です。文字、銘都、団地、パチンコ、廃墟、美容院など独自の切り口で町歩きをしている愛好家仲間にも協力してもらいました。それぞれ別の対象を追いかけていても、商店街に寄せる関心は熱く「すべての道は商店街に通じている」んじゃないかとさえ思えてきます。 商店街は、昭和時代の買い物様式を後世に伝える遺跡です。地域の生活を支えた日常遺産であるとともに、街の中央に輝く都市の象徴でもありました。商店街は「道」であり「街」だったのです。また、どこも似ていることも商店街の注目すべき点です。「すべての幸福な家庭は互いに似ている。不幸な家庭はそれぞれの仕方で不幸である」と異国の文豪が言ったように、商店街は幸せの象徴だったのかもしれません。しかしどの土地にもある「ありふれた場所」に目を凝らし細部まで観察してみると、多くの人々の記憶が堆積した唯一無二の場所だと感じられます。 それぞれの土地にノスタルジアが掻き立てられる原風景のような商店街がありましたが、「道」、「物」、「人」の流れの変化により衰退が危惧されています。人々の想い出が集積された愛着のある場所が、抜け殻のように風化した町並み。商店街がなくなると町の匂いが消え、歓楽街がなくなると町の灯が消えてしまいます。どの土地であっても「ここにいてよかった」と小さな幸せを感じさせてくれる商店街の灯りが、この先少しでも多く残っていますように。 (編集のことばより) ◆特集◆ 商店街ノスタルジア ■巻頭グラビア ■編集部対談 商店街鑑賞のススメ Special guest松村大輔 ■ノスタルジア備忘録 酒井竜次 ■都市秘境マーケット 戦後の原風景をとどめる市場10選 ■全国銘商店散策 forestbk ■団地商店街の歩き方 チーム4.5畳 ■商店街パチンコ鑑賞 栄華 ■12人に聞きました!マイフェイバリット商店街 ■失われゆくレトロピアの記録 柳ケ瀬商店街高島屋南地区 TEAM酷道よごれん ■不思議な商店街パトロール調査 ■コラム&エッセイ 「商店街に寄り添って暮らす理想の生活」を妄想する(玉置標本)/商店街を歩く理由「焦点を外に」(終末オトナ遠足 エロ司)/対立から共存の時代へ「商店街と大型店」(Jp-Super)/シャッターの向こう側。(高橋さよ)/商店街の本屋 いつもの朝(ブックスルーエ花本武) ◆連載◆ REGULAR 国際ニュータカギ会館「追憶の徳島しんまち界隈」(高木壮太) ◆参加メンバー◆ 酒井竜次/石川春菜/松村大輔/forestbk/チーム4.5畳 けんちん・UC・tamazo/栄華/タケムラナオヤ/道民の人/ムサシノ工務店/藤本健太郎/村田あやこ/三文字昌也/内海皓平/Towers/碍子系/ケブカグラフィックス/ふゅーりー/TEAM酷道 よごれん/玉置標本/終末オトナ遠足 エロ司/JP-Super/高橋さよ/ブックスルーエ 花本武/高木壮太 【判型】B5変型並製(182mm×242mm) 【頁数】96p(4c64p/1c32p) 【発行】2020/07 【デザイン】鈴木隆文(buzz design) 【ジャンル】商店街、昭和レトロ、旅行ガイド、サブカルチャー、建築
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八画文化会館叢書vol.09 電気風呂御案内200 Electric Bath Handbook
¥1,100
前代未聞の電気風呂ハンドブックの登場! 銭湯のなかでも、ちょっと怖くて近寄りがたいイメージのある電気風呂。 でも勇気を出して一歩足を踏み入れば、そこはまさに未体験の極楽ゾーンが広がっています。電気風呂をこよなく愛し、関西・関東を中心に電気風呂を探し歩いているけんちん氏による前代未聞の電気風呂ハンドブックの登場です! 「四天王」「極楽」「地獄」「湯治」「湯めぐり」の5つのカテゴリ別に全32物件詳細レビューをはじめ、老舗電気風呂メーカーの小西電機インタビューや、イラスト図解で電気風呂の入り方もわかりやすく解説! さらに巻末には電気風呂の強弱を5段階で表した「電気風呂パワー」とコメント付きの200物件INDEXもついて、実用性バッチリ! この1冊で、今日からあなたも電気風呂巡りができるようになること間違いなし!! ◆目次◆ ■Contents □電気風呂 四天王 竹の湯/そしがや温泉21/昆陽温泉/ヘルシー温泉タテバ □極楽電気風呂 大黒湯/灘温泉水道筋店/月見湯温泉/千鳥温泉/アクアガーデン栄湯/サウナの梅湯/第三玉の湯 □地獄電気風呂 萬歳湯/栄町温泉/野崎浴場/朝日温泉/第二宝湯/大栄湯/八幡湯 □湯治電気風呂 湯処あべの橋/日之出温泉/大星湯/六甲おとめ塚温泉/武蔵小山温泉 清水湯/中延記念湯/辰巳湯 □湯めぐり電気風呂 大門湯/人蔘湯/ぽかぽか温泉/喜楽湯/千鳥湯/船岡温泉/福美湯 □電気風呂Q&A □電浴の心得 □電気風呂メーカーインタビュー □電気風呂INDEX 200 □解説 JP-Super ◆著者プロフィール◆ 1980年大阪府交野市生まれ。電気風呂鑑定士。団地ソムリエ。団地好きが高じ、新聞・雑誌・Webメディアへの団地関連の寄稿多数。人生の中で得することを色々な人とシェアするのが生きがい。『珍スポット』クラスタの《金原みわ》、『廃墟』クラスタの《だみあん君》と共に大阪此花千鳥橋にあるイベントスペース『PORT』にて異業種趣味交流イベント『別世界Bar』を毎月開催。 所属:団地愛好家集団チーム4.5畳/銭湯電気保養協会/ドムドム連合協会/日本サぱ協会/別世界Barクルー/BOWLING No.9(トランペット担当) Twitter:@kenchin 【判型】A5並製(148×210mm) 【頁数】32p(オールカラー) 【発行】2019/02/06 【著者】けんちん 【デザイン】鈴木隆文(buzzdesign) 【装丁】小磯竜也 【イラスト】ユッカ・バッファロー 【ジャンル】銭湯、電気風呂、レトロ
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八画文化会館叢書vol.08 ふしぎな廃人形の世界MYSTERY RUINS
¥1,100
ようこそ謎と怪奇の廃人形ショウへ 廃墟や路上で朽ちた人形には、現役スポットの人形にはないユーモラスで不思議な味わいが宿ることがある。ポンチハンター氏が切り取る廃墟の世界は、経年劣化や、人為的なイタズラ、自然による変化で意図しないユーモアが出現したときに冴えわたる。 ヒザカックンされたときのような、なんともいえない脱力感に満ちたシュールな空間。何度見ても笑ってしまう、生きたことはないはずの人形たちのふるまい。人間よりも人間味あふれる廃人形たちに、魅惑の世界へと誘われる。 そこには人間的なユーモアと、ちょっとしたお色気と毒が混ざり合っている。 廃墟を美しいだけの芸術的な被写体としてではなく、煽り立てるだけの心霊スポットでもなく、産業遺産として保護対象に変えてしまうのでもない。既存の態度とは一線を画した独自の廃墟へのまなざしと楽しみ方がある――。 ◆目次◆ ■Contents 謎と怪奇の廃人形ショウ/倒れゆく廃人形たち/ふしぎな廃人形があの世とこの世を繋ぐ/闇に浮かぶ生首がきみを襲う/顔のないロボットの反乱/逃げまどう人形たちの足音が聞こえてくる/廃墟に隠されたタブー □廃人形セレクション30 □著者インタビュー「ふしぎな廃人形と出会う」 □解説 小嶋独観 ◆著者プロフィール◆ 廃墟&珍スポ愛好家。小さい頃から廃墟や珍スポが好きという変わった子どもだったので、高校時代にバイクの免許を取ると当然のように廃墟&珍スポ巡りを始める。その後、四輪の免許を取得し活動範囲を拡大。インターネットで情報を集めやすくなったことも後押しして、今では日本全国の廃墟&珍スポを訪ね歩いている。1989年の大滝ランド訪問で廃墟の人形の魅力に開眼。廃墟に残る人形情報の収集に余念がない毎日を送っている。 「ポンチハンター2.0」 http://punchhunter2.exblog.jp 【判型】A5並製(148×210mm) 【頁数】32p(オールカラー) 【発行】2019/02/06 【著者】ポンチハンター(WEB「ポンチハンター2.0」主宰) 【デザイン】鈴木隆文(buzzdesign) 【ジャンル】廃墟、珍スポット、人形、ミステリー、オカルト
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八画文化会館叢書vol.07 八画文化会館OFFICIAL FAN BOOK 矛盾不純
¥1,100
いつの時代にも、新しいものは“なんだかわからないもの”として登場する。 「見えるものはみんなひとのものだよ。」 「うん。」 「見えないものは、僕らのものだよ。」 (「デザインを終えて」より抜粋) 90年代頃から自然発生した、珍スポット、廃墟、工場やダムなどのドボク遺産など、観光地以外を観光するというオルタナティヴな旅の愛好家たちによって、一種独特のシーンが形成されました。マニアックで、オカルトで、廃で珍なカルチャー。 このシーンのなかから出てきた、知る人ぞ知る不定期刊行マガジンの『八画文化会館』は、2010年5月に活動開始し、6年間で本誌4冊と、叢書6冊を発行してきたインディペンデントマガジンです。土地や時代からズレても生き残り不思議な魅力を放っている物件をめぐる「終末観光」というテーマを掲げて活動してきました。 本書は矛盾や不純、そしていつも「なんだかわからない」思いを抱えながら本をつくってきた制作の舞台裏について赤裸々に明かした、本邦初の公式ファンブックです。 アートブックとしても楽しんでいただけるように、10年に渡って日本全国の街角から採取した風景の中でも、とくに路上からはみ出している「SEX・ニセモノ・交通安全」の写真をピックアップし、コラージュアートブック風に構成しました。 アダルト産業大国の日本では街並みにおいても許容されてきたエロ文化の残滓、「アカンやつ」と言われても各地に発生しつづけるニセモノ、交通安全を祈りながらもドライバーや通行人の目を惹きすぎて目立ち、逆効果になっているんじゃないかというような矛盾を抱えた交通安全オブジェ。 これらの路上に存在した風景写真を、今もっとも注目すべき気鋭の若手エディトリアルデザイナーLITTLEBEACH Studioの小磯竜也さんによる、斬新なコラージュアートでお楽しみ下さい。 紙の本を愛する人へ、そして絶滅危惧種のように貴重な八画文化会館ファンの皆様へ贈ります。 ◆目次◆ ■第1章 AVメーカー事務所の片隅から。 新宿のはずれ、大久保の雑居ビルにて/気鋭のイラストレーター小磯竜也との出会い/自由の矛盾と金儲けの不純 ■第2章 28歳、私「あっち側」へ行ってきます。 酒井竜次の4年ごとに負けるストーリー/ジュンク堂新宿店「ふるさとの棚」の無責任編集/『愛知県漂流』に揺さぶられて/赤信号を渡って『八画文化会館』へ ■第3章 私の答えはただひとつ、続けること。 「ない」ものを数えて「ある」ものまで失くす毎日/とにかく続けること □解説 山内哲也 ◆著者プロフィール◆ 石川春菜 編集者、ライター。1982年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部、文芸専修卒業。ジュンク堂書店池袋本店にアルバイトで2年、同新宿店に正社員として5年勤務。6年目に転職し、『八画文化会館』編集長を務める。 「八画文化会館」http://hakkaku-culture.info/ 小磯竜也 アートディレクター。1989年、群馬県生まれ。東京都在住。東京藝術大学美術学部、絵画科油画専攻卒業。フリーのアートディレクター兼グラフィックデザイナー兼イラストレーターとして、主に広告物や書籍などのデザイン及びディレクション、プロデュースを行う。『ジャポニカヒップホップ練習帳』サイプレス上野(双葉社)や、『名作漫画誌 品格vol.2』(シカク出版)の装丁を手掛ける。 「LITTLEBEACH Studio 小磯竜也 OFFICIAL SITE」 http://www.littlebeach.net/ 【判型】A5並製(210×148 mm) 【頁数】32p(オールカラー) 【発行】2016/08 【限定】1000部限定発売、シリアルナンバー付き 【著者】石川春菜(八画文化会館 編集長) 【デザイン】小磯竜也(LITTLEBEACH Studio) 【ジャンル】昭和レトロ、路上観察、エッセイ
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八画文化会館叢書vol.04 公園手帖2 キノコ公園
¥1,100
キノコのことを知らないあなたへ贈る 魅惑のフォトブック キノコ。それはとても奇妙で謎に包まれた存在です。キノコは植物でも動物でもありません。動物とは違って単体で完結した生き物ではありませんし、植物のように光合成によって自ら養分を作り出すこともできません。カビや酵母などと同じ仲間の、菌類という微生物で、ほかの生き物と共生することにより生活しています。 地上の菌類は100万~150万種あると考えられていて、そのうち現在明らかになっているのは5%にも満たないといわれています。そう、キノコの世界のほとんどは未知。名前すらわからないキノコが、この世にはたくさんあるのです。 そんな奇妙で不思議なキノコに魅せられた人々による“キノコ趣味”が、近年静かな広まりを見せています。 本書は、『乙女の玉手箱シリーズ きのこ』、『きのこ旅』(ともにグラフィック社)の監修などで活躍する、きのこ愛好家とよ田キノ子さんによるフォトブックです。とよ田さんは自身のブログで「全国キノコ公園マップ」を作成し、本物のキノコのように謎が多く、まだまだ発見されていないキノコ公園に注目されています。 「世の中には、キノコ型の遊具やシェルター(東屋)、テーブルなどが設置されている公園がある。日常に少しだけ添えられたファンタジー。人はそれを「キノコ公園」と呼ばずにはいられないのである」(前文より) 「日常のファンタジー」という言葉にぴったりの、街角で不思議な存在感を放つキノコ型遊具。1章の「なぜそこにキノコがあるんだろう」では、デパートの屋上、霊園、パーキング、廃墟、果てはサハリンからバス停まで、様々な場所に現れるキノコ遊具の魅力に迫ります。 本物のキノコと同じように、様々なパートナーと一緒に生活しているキノコ遊具。2章の「キノコと不思議なパートナー」では、果物や動物などのほほえましい組み合わせや、文房具、観音などの不思議なカップリングをご紹介。 さらにキノコの用語集や、図解式の鑑賞ポイント、きのこ愛好家の文学者・飯沢耕太郎氏による解説付きで読み応えも十分。全国各地で採集された42のキノコ遊具写真を美しい写真でお届けする、「キノコ公園」のフォトブックです。 ◆目次◆ ■第1章の「なぜそこにキノコがあるんだろう」 軽井沢銀座パーキング/岡谷市営 内山霊園/京都府立植物園 きのこ文庫/おかざき世界子ども美術博物館「妖精の棲む浮かぶ島」/ワンハッピープラザ跡/そごう横浜店 屋上「太陽の広場」 ■第2章 キノコと不思議なパートナー イームイ児童公園/ゆうな公園/中野区中央公園/那覇市中央公園/トヨスノコシカケ/まえはら児童公園/ ■第3章 公園の中のかわいいキノコ 加家公園「メルヘンの森」/追分公園/青葉台公園/信州やぶはら高原こだまの森/加賀市中央公園ほか □こんなところにもキノコがありました □まだあるよ きのこと不思議なパートナー □公園の中のかわいいキノコ見つけた □もっとキノコ公園を楽しむために □解説 飯沢耕太郎 ◆著者プロフィール◆ ウェブデザイナー、きのこ愛好家。信州きのこの会会員。2007年に“きのこ病”を発症し、以降「とよ田キノ子」名義で活動を開始。きのこグッズコレクションの展示やきのこをモチーフにした作品展、きのこイベント等を開催。日々、きのこの魅力を伝える“胞子活動”を行っている。 【判型】A5並製(210×148 mm) 【頁数】32p(オールカラー) 【発行】2015/08 【限定】1000部限定発売、シリアルナンバー付き 【著者】とよ田キノ子 【デザイン】中田舞子 【ジャンル】きのこ、公園遊具、レトロ
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廃墟へ行くつもりじゃなかったCD
¥2,530
僕らは「廃墟に行くつもりじゃなかった」のに、どうして廃墟に惹きつけられてしまうのだろう? 廃墟×フォトブック×ミュージック、「廃墟」の甘美で残酷な世界が、ここに――。 写真集『廃墟ノスタルジア』(二見書房)で、女性による廃墟写真ブームの火付け役となった三五繭夢が撮りおろした貴重な廃墟フォトの豪華ブックレットに、インディーズシーンで活躍するアーティスト9組が参加。書き下ろし曲を含む全14曲を収録した、実験的なコンセプトアルバムが誕生しました。 オーガニック・ポストロック、エレクトロニカ、音響系、ポエトリー・ヒップホップなど様々なジャンルや手法で、「廃墟」の世界観が表現されています。静的で美しく、無国籍でありながらリアルに響く音と言葉は、「廃墟」をモチーフにしながらも、僕らの日常の喪失感や不全感すらも鮮やかに描きだす普遍性を獲得した1枚です。 ◆曲目◆ 1. mirror in the water / asana 2. night in your sigh / one day diary 3. 青の記憶(future dub mix)/ murr*murr 4. 漂流 / 幼虫社 5. I_love_rain / ryozi(DISCOGRAPHY-xero-) 6. 月の七つの海 / 幼虫社 7. RUINS 32158 / phallus 8. Starry night / ryozi(DISCOGRAPHY-xero-) 9. heart will never lie / one day diary 10. ryu-sei / melotram 11. Atlantis / Ray 12. Tears / murr*murr 13. 大人の童話 / ANTY the 紅乃壱 14. HUMANITY / ryozi(DISCOGRAPHY-xero-) 【規格】12cmCD(ケース寸法125×142mm) 【頁数】フォトブック36p(オールカラー) 【発行】2007/04 【デザイン】吉川英男 【ジャンル】廃墟、CD、インディーズ音楽 ※通販限定特典は予定枚数に達したため終了しました。ありがとうございました。
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韓国済州島 秘宝館×3館DVD JEJU LOVE LAND×Sex Museum×World Eros Museum
¥4,180
韓国済州島に残る秘宝館3館すべてを収録したドキュメンタリー映像 済州島に現存する韓国版の3つの秘宝館を収録した貴重な記録映像。乱立する巨大エロオブジェの数々や、世界のエロティックアート作品が一堂に会した 展示など、セックスをエンターテインメントしきった素晴らしい異文化エロス交流!! 儒教が文化・社会の形成に大きく影響を与え、人々の生活に深く根付いている大韓民国。その儒教には貞操を重んじるという教えがある。自由な男女交際も好まれない傾向にあるという。しかしながら韓国最南端、九州に程近い、日本の47都道府県で最も面積が小さい香川県よりも小さな「済州(チェジュ)島」には、性を娯楽にする施設(秘宝館)が3館も存在していた――。 巨大エロオブジェが170体以上存在するJEJU LOVE LANDを皮切りに、2006年に完成したSex Museum、日韓ワールドカップ競技場内に設立されたWorld Eros Museum、韓国国内でもあまり知られていない3館を収録した貴重な記録映像。 ◆内容◆ ■JEJU LOVE LAND 自慰行為、グループSEXを連想させるオブジェ、巨体の中年女性が貧弱な子男に迫るオブジェや、全長約10mの男根から水が噴射される噴水など、広大な敷地を存分に利用したダイナミックな巨大アートオブジェの魅力をあますことなく紹介! ■SEX MUSEUM マリリンモンローの像を皮切りに、ラブドールを使用した展示や、女性のあえぎ声が出るゲームで来館者をエンターテインメントするなど、現代的なミュージアムの明るく開放的な館内をレポート!多岐にわたる珠玉のコレクション、展示を厳選して収録! ■WORLD EROS MUSEUM 2002年日韓ワールドカップが開催された済州ワールドカップ場に存在するという衝撃の立地の秘宝館。コンドームを服のように身にまとうマネキンや、世界各国のエロ美術品が勢揃いし、公共の場に不相応な異彩を放つ多数の展示映像は必見!! ■特典映像 済州島の不思議「お化け道路公園」オブジェ完全コンプリート 特典映像として、メジャーな観光スポット“お化け道路”周辺に存在する、大量のコンクリートオブジェが点在するお化け公園の探索映像を収録! 【品番】HLGD-001 【形式】DVD 【規格】カラー/ステレオ/16:9LB/片面一層 【分数】本編100分/特典映像10分 【発行】2009/06/01 【企画・プロデュース】ローカル銀座 【ジャンル】秘宝館、ドキュメンタリー ※通販限定特典は予定枚数に達したため終了しました。ありがとうございました。